上唇小帯の切除

 

上唇をめくって引っ張ると見えるスジを上唇小帯といいます。

太くて長い上唇小帯が真ん中の歯の間にくっついていると歯並びが悪くなります。

真ん中がすきっ歯になってしまいます。

発音障害がでることもあります。

歯みがきがしづらく、前歯に虫歯が出来やすいです。

笑うと歯茎が見えてしまうガミースマイルになることも欠点です。

上唇の運動障害がでることもたまにあります。

 

5~6才で切除が必要になります。

永久歯が生えても、ほっておくとこんな感じになちゃいます。

 

 

では切除しましょう。

 

メスと歯肉鋏を使います。

レーザーや電気メスは、今回使えません。

良くあるのが、なんちゃって切除術です。

すきっ歯になっているのに、

スジの部分だけをレーザーや電気メスで切るだけで終わりにしてしまいます。

これだと見た目にはスジは無くなっても、歯並びは改善しません。

 

上唇小帯が、歯と歯の間の骨を包む膜(骨膜)にくっついている場合、

骨膜と上唇小帯がくっついているしこりのような部分を、

骨膜ごと切除しないとなりません。

 

上唇小帯が歯並びを悪くしている原因であれば、

なんちゃって切除術ではだめです。

 

あ、 歯並びが良い場合には、なんちゃって切除術でオッケーです。

歯みがきがしやすくなって、唇の運動障害もなくなります。

ガミースマイルも改善します。

 

なんちゃって切除術の場合は、レーザーか電気メスを使います。

これは痛くないです。

電気メスの方がきれいに切除しやすいのですが、レーザーでの切除は治りが早いです。

当院では患者さんの希望で決めています。

 

実は、上唇小帯を切除すると上唇の動きが良くなるので、

 

 

キスがうまくなります。ナイショですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若葉駅前歯科